くつろぎカイロの独自の施術

くつろぎカイロは筋膜リリース療法とトリガーポイント療法を掛け合わせた独自の施術方法を2010年の開業以来作り上げてまいりました。この施術は、筋膜のスムーズな交差運動、リンパ液や毛細血管の血液の流れの促進、筋肉の柔軟性の向上、関節の可動域の拡大、知覚神経の向上などの最大限の改善を目的とした施術でございます。年齢や体の状態に細やかに対応が可能で、アスリートの方にでも効果のある施術方法となっております。

筋膜リリース療法とトリガーポイント療法は密接な関係

筋膜リリース療法ついて

筋膜リリース療法とは、癒着を起こしてしまった筋肉を包む筋膜を正しい機能に戻すこと

筋肉は、筋膜という薄い組織膜に包み込まれています。筋膜は筋肉を包む膜のことで、体全体に張り巡らされ、表層から深層まで立体的に包み込むため、組織を支える第二の骨格であるといわれています。筋膜は筋全体を覆っている最外層の筋外膜、いくつかの筋線維を束ねて覆っている筋周膜、さらに筋線維1本1本を包む筋内膜との3種類に分けられます。
筋膜図
これらの膜は柔らかい組織なので、委縮・癒着しやすい特徴があり、この筋膜の委縮や癒着が原因でコリや痛みを招き、筋肉の柔軟性を損なう原因になる事が医学的にも証明されています。筋膜自身はコラーゲンで構成されていて85%が水分です。関係ないと思われがちですが、生活の中での心的ストレスや、同じ姿勢を長時間保持することや慢性的な運動不足などで、筋膜同士が簡単に癒着してしまい筋肉の自由な動きを阻害してしまいます。
また筋膜は、筋肉一つひとつを覆っているだけではなく、体全身を覆っています。イメージ的にはスピードスケートのスーツやウェットスーツのように全身を隈無く覆っています。この事により、筋膜の異常は様々な箇所へ悪影響を及ぼします。時に痛みなく筋膜の癒着が起こるので痛みとその原因の場所が全く違うという事が起こるのは、筋膜が全身を覆っていて影響しあっている証拠とも言えます。

この筋膜の異常を的確に改善させる治療法が筋膜リリーステクニックです。筋膜リリーステクニックは筋膜の癒着・萎縮を引き剥がしたり、こすったりする事で筋膜を正常に戻していく事を言いますが、筋膜だけの改善では効果は長く続きません。筋膜の癒着を取り除く事と同時に筋肉の柔軟も改善する必要があります。筋膜組織の機能回復を図る為には、筋肉そのものへの、物理的な圧力(トリガーポイントテクニック)や、的確な刺激を与え、筋繊維とそれを覆っている筋膜の乱れを取り除くことが筋肉のパフォーマンスを最大に向上させます。

トリガーポイント療法ついて

トリガーポイント療法とは押圧(押す)すると『効く!』感じる過敏になった限局性のスポットを正しい圧で的確に押圧すること

画像の説明
「押すと鋭い痛みを感じる」箇所。トリガーポイントは押すと例外なく痛みを生じます。トリガーポイントの筋肉が緩むに従って、その痛みも消失していきます。

有能な施術者であればトリガーポイントを発見することは可能です。誰もが発見できるものではなく、硬結を感じ取れるだけの高い感受性が必要です。

「硬結」とはトリガーポイントそのもので、触診すると筋肉にこわばり、小さなしこりが感じられます。
大きさはピンの頭位の小さいものから豆粒くらいの大きさまで様々。足の筋肉のように大きいものだと親指くらいの大きさのものもあります。

硬結は索状硬結の中にあることが多いようです。「索状硬結」とは、コードやケーブルのような形や固さの筋肉の帯のことで、腱などと間違えやすいです。多くの方が『ここからここまでの筋(スジ)が痛い』とおっしゃって表す部分です。索状硬結があると筋肉を伸縮する能力が落ち、可動範囲が制限されます。トリガーポイントはこの索状硬結の中に発生します。

筋肉に力を入れるときに筋繊維に収縮が起こるのですが、この筋繊維に過剰な疲労や刺激を受けてしまうと収縮状態から戻れなくなります。これがトリガーポイントの正体となります。

筋繊維はポンプのような役割をしています。収縮・伸張し、毛細血管を通じて血液を循環させています。収縮し、トリガーポイント化した部位があると、そこで血流が止まってしまい血液が筋肉に供給しなくてはならない酸素が不足し、老廃物も蓄積し、トリガーポイントに対して悪い刺激を与えるようになります。

トリガーポイントはこの緊急事態に反応し、「痛み」という信号を脳に送り、脳はその信号を受けて、休息を筋肉に与えようとする。
筋肉は使わないようにすると短く硬くなっていき、索状硬結やトリガーポイントが発生していく。悪循環に陥ってしまうのです。

このトリガーポイントを確実に探し当て押圧し、筋繊維の異常な収縮を改善することがトリガーポイント療法となります。

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