頭は体重の約8％と言われています。63kgの人なら大体5kgの頭が体の一番上に付いていて、その少し下から腕が付いています。腕もなかなか重く片方の腕で約6％と言われています。
６０kgの人だと頭にはボーリングの玉（９ポンドくらい）が腕には牛乳パックが３本ずつついているイメージでしょうか？
肩首に負担の少ない良い姿勢だと肩こりに陥りにくいですが、今の時代、肩こりに絶対にならない姿勢を取り続けることはほぼ不可能。
パソコン作業やスマートフォンの使用、運動不足など様々要因で現代人は肩こりになっています。

基本的に凝りを解消させようと思ったときに必要なものは、関節の可動域と可動させる事ができる筋肉量とその質。
トリガーポイントなどが形成されている筋肉は、筋肉の収縮率も悪化し血液の循環が悪い事は間違いありません。
まずはその筋肉の質をトリガーポイント療法や筋膜リリースなどで高め動かせる状態にしていきます。
筋肉の力強さや柔軟性はとても大切です。関節を動かすためには必ず筋肉の伸収縮の機能が一定程度あることが必要不可欠です。
当院では、弱くなってしまった筋肉を簡単な筋力検査などで判別してPNFトレーニングや軽いゴムチューブトレーニングなどを行い。
収縮を忘れてしまった筋肉に運動を促して血液の流れを改善していきます。

カイロプラクティックによる調整では、こわばってしまって動きにくくなってしまった脊柱の関節や肩甲骨の動きや、
一見関係のないと思われるような、痛みが出ているところから遠い関節まで細かく自然な動きができるように調節を行う事によって関節の動きだけでなく神経の流れをスムーズにして体全体の状態をワンランクアップさせて肩こりを解消へと導いております。

適度な運動を続ける事は体へ良循環を効果的に発生させます。

筋肉は血液を送るポンプ(マッスルポンプ)のような役割をしているので、運動を続けることで全身の血流を改善し、日ごろから肩こりを起こしにくい身体をつくることができます。
肩こりの予防では、筋肉に強い負荷をかけるよりも、筋肉を動かすことに意味があります。マッスルポンプは静脈側の血液を動かす重要な筋肉の働きがありますので、軽い負荷で少し長い時間行える運動をチョイスする事が大事なポイントになってきます。

軽い運動。。。例えば散歩やウオーキング、室内での軽い屈伸運動でも全身の血流がよくなるので、定期的におこなうようにしましょう。歩くときは手を少し大きく振る、くるくるを肩関節をゆっくり大きく回しながら歩くなど。屈伸運動では膝を伸ばすときに両手を上や前、横に伸ばす方法で、肩の筋肉もほぐすことができます。これらの全ての要素が凝縮されているラジオ体操などはとても有効的。
筋肉の最大伸張と最大収縮を疲れない程度に少し長い時間を毎日継続的に行うことが重要なポイントとなってきます。

姿勢の改善は言わずと知れた肩こり解消の1番の武器です。上記にも記載していますが、頭と腕は思ったより重く。肩と首にかなりの負担をかけています。
生活の中で少しでも負担を減らすことができれば、それに比例して肩こりも改善していきます。