熱中症

こんにちは♪水井です。

梅雨入りしましたね。

この季節は熱中症が多くなってきます。
「もう知ってるよ。」
といわれる方もいると思います自分は大丈夫と思わず熱中症が多くなる季節、復習の意味を込めこのブログを参考にして頂けたら幸いです♪

ではまずは、

-『熱中症』とは


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日射病・熱射病などの総称で「高温化での運動や労働のため発汗や循環系(血管・心臓など)に異常をきたして起こる病気。体温上昇、発汗停止とともに虚脱・けいれん精神錯乱・昏睡などをおこし生命の危険を伴う事もある。」とされています。

なんだか難しいですね。。。(+o+)

『熱中症』を引き起こす根底には人の体温を調節するメカニズムがあります。
体温調整のメカニズムとは
1. 皮膚の表面から空気中へ熱を放出する。(輻射(ふくしゃ))
2. 汗をかき、その汗が蒸発するときに熱を奪う働き(気化熱)を利用する。
などがあります。

体温より気温が低ければ皮膚の熱が空気に冷まされ体温上昇を抑え、また湿度が低ければ汗をかくことによって熱が奪われ体温を上手にコントロールする事が出来ます。
しかし、この時期は気温・湿度ともに高くなり上記の体温調節のメカニズムがほとんど意味を無くしてしまうのです。

また炎天下ばかりでなく室内で静かに過ごしていても起こりうるので睡眠時の枕元にペットボトル・水筒など置いて目が覚めたらすぐ水分補給を出来る環境をつくることをおすすめします。

こんな症状があったら熱中症かも・・・

-熱失神

【症状】
めまいがしたり失神したりする。
【主な原因】
高温や直射日光によって血管が拡張し血圧が下がりすぎる事によって生じる

-熱けいれん

【症状】
暑い中での運動や作業中に起こりやすい。
痛みを伴った筋肉のけいれんで足や腹部の筋肉に発生しやすい。
【主な原因】
血中の塩分が低くなりすぎて起こる。
汗をかくと水分とともに塩分も失われていく。この際に水分を摂らない事はもちろん水分だけを補給したときも発生しやすい。

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-熱疲労

【症状】
たくさんの汗をかき皮膚は青白く体温は正常かやや高め。
めまい、頭痛、吐き気、倦怠感を伴う事が多い。
【主な原因】
体内の水分・塩分不足。いわゆる脱水症状。
死に至る事もあり熱射病の前段階とも言われ、この段階での対処が重要になってくる。

-熱射病

【症状】
汗はかいておらず皮膚は赤く熱っぽい。体温39℃を超える事が多い。
めまい、吐き気、頭痛のほかに意識障害、錯乱、昏睡、全身けいれんを伴う事もある。
【主な原因】
水分・塩分不足から体温調節機構が異常をきたした状態。
そのままでは死に至る事もある

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ちなみによく耳にする「日射病」とは医師によって見解が異なります。
熱失神=日射病とする説。
日光によって熱けいれんなどの症状を起こした場合を日射病とする説。
いずれの場合も熱によって引き起こされる機能障害であり素早い対処が重要なポイントとなる事には変わりはないんです。

また熱中症は夏だけの病気ではなくスポーツ・重労働の場合は季節によらず、いつでも起こり得ます。例えば冬場、暖房のすごく効いた室内で厚着をしていても起こる場合はあります。

熱中症の怖い所は自分では「少し体調が悪い。」程度に思っている間に症状が進んでいるケースが多く「大丈夫」と答えたすぐ後に倒れてしまう事もしばしば見受けられるそうですよ。
これだけ毎年のようにニュースやTV番組で取り上げられているのに被害が後を絶たないのは自分では気づきにくく、たいしたことではないだろうと感じてしまうことが原因だと思います。

自分で気を付ける事はもちろん周りの人同士で気を付け合って今年も無事に梅雨・夏と乗り切ってください♪






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